★★★オーランド・ブルーム緊急来日記者会見!
★★★今後のプロモーションは佐々木希にお任せ!?
第66回カンヌ国際映画祭 アウト・オブ・コンペティション部門 クロージング作品の映画『ケープタウン』の公開を前に緊急来日した主演俳優オーランド・ブルームが8月27日(水)に 記者会見を行い、花束ゲストとして佐々木希が登場した。
MC:日本での公式会見は7年ぶりですね。
オーランド:日本に戻ってこられて大変うれしく思っています。初来日は23歳の時でしたが、それから素敵な記憶がたくさんあっていつも早く日本に戻りたいと思っています。今回も大好きな日本食と日本の文化を味わって帰りたいと思います。
MC:この作品への出演を決めたポイントを教えて下さい。
オーランド:何と言っても今回演じたブライアンというキャラクターが決め手でした。ブライアンは自堕落な生活を送っているけれど、同時に闘志というものをしっかり持っているし、間違っていないという価値観をしっかり持っていて、これはぜひ演じてみたいと思ったことがきっかけです
MC:フォレスト・ウィテカ―さんはどのような方ですか?そして次に共演するとすればどのような作品で共演したいですか?
オーランド:フォレスト・ウィテカ―は真のアーティストであり、役への入り方は見ていてグッとくるものがありました。
1つ例を挙げると、彼がベットから起き上がるシーンでそのまま倒れ込んでしまったのですが、みんながあわてて彼の元に駆け付けたところ、彼は「役に入りすぎてやり過ぎた」と言ったんです。そこまでキャラクターになりきるという彼の演技に対する思いを見た気がしました。人柄も本当に素晴らしく、その人間性、思慮深さ、心の広さ、どれをとっても素敵な方です。もしまた彼と共演できる機会があるならどんな作品でも構いません。
★質疑応答では……
質問:ブライアンはかなりアウトローなキャラクターですが、彼を演じるにあたりどのようなことをしましたか?
オーランド:初めに監督と話した時に、監督から「自分がファイナルカット権を持っているし、これはスタジオ映画ではないから思いきり振りっ切ってやろうと声をかけていただきました。ですから自分もそういう意気込みで臨むことができました。ブライアンが南アフリカで警察官であるということは本当に大変なことなんです。それを撮影の4?6週間前に現地に入って過ごすなかでそれを理解しました。まずは南アフリカの文化、南アフリカで男性であるということはどういうことか、そして南アフリカで警察官であるということはどういうことかということを知り、この地で警察官として生きることの厳しさを知り、さらには多くの一般の方々の人生も厳しいということを知りました。また人間の命の対価というものがとても安く、命に重きが置かれないという現実があり、警察官にとってはとても辛い状況であるということを知りました。それを考えるとブライアンが警察官として生きる上で毎日厳しい現実に直面したくないという気持ちからお酒等に依存してしまったのではないかと思います。
質問:これまで演じられたキャラクターと今回のブライアンはかなり違うキャラクターですが、特に意識したようなことはありましたか?
オーランド:準備の段階で気を使ったのは言葉のアクセント、そして肉体です。南アフリカの男性は比較的にマッチョな方が多いので、そういう身体作りをする準備をしました。
質問:それはどの程度の期間でどのようなことをされたのですか?
オーランド:約6ヶ月くらい、ウエイトトレーニングや有酸素運動をしました。当然食事にも気を使いました。
質問:本作は社会問題についてかなりリアルに描いていましたが、この役を通じてどう考え方が変わられたか、そしてこの映画を通して1番伝えたいことを教えて下さい。
オーランド:撮影前から現地に入り、撮影中も滞在することができて、目からうろこが落ちるという経験をしました。南アフリカという国にはこれからの希望や可能性を強く感じる一方、同時に自分の理解の範囲ではありますが、南アフリカの方々には様々な大きな壁が立ちはだかっている中、前に進んでいかなければならないんだということを強く感じました。タウンシップと言われる地域では100万人以上の人々が最も貧しい状況で生活している姿を目にし、心を動かされました。本作を観ていただければこういう場所にいるということがどういうことなのかを経験していただけるのではないかと思います。
これまでに演じたキャラクターとは全く違います。演じていて演じ応えがありました。そんなキャラクターをみなさんに楽しんでいただければとても嬉しいです。また応援し続けてくれてありがとうございます!みんな大好きです!!
(佐々木希が花束ゲストとして登場)
MC:佐々木希さんは、世界で最も美しい顔」に3年連続ランクインするほどの日本を代表する美人女優なんです。
オーランド:まさに受賞するべくして受賞されていますね。
佐々木:照れますね。
オーランド:「ケープタウン」はご覧になったんですか?
佐々木:はい、拝見しました。肉体美にやれてました。初めは頼りない役でしたが最終的には一番頼れる存在でしたね。そういう男性に女性は惹かれると思います。同僚や家族との愛にもとても感動しました。
オーランド:これからのヨーロッパのプロモーションは佐々木さんにお任せした方がいいかもしれませんね。
佐々木:ついて行きます!
日本に到着後、大好きだと言う街歩きをし、お寿司を食べに行き、日本酒を楽しんだオーランド・ブルームは、映画「ケープタウン」で演じたワイルドでだらしがない生活を送る主人公とは全く正反対の爽やかな笑顔で会見場を包み込んだ。 < br />
■ストーリー
南アフリカ・ケープタウンで人気の元ラグビー選手の娘が殺された。2人の刑事ブライアンとアリが、少女の事件当夜の足取りをたどると、ある薬物の売人と会っていたことが分かる。その薬物は、最近頻繁に起こる「子ども失踪事件」の現場にも残されていたものだった。その恐ろしい成分が明らかになると、一連の事件は組織的な陰謀の表層に過ぎないことがわかってくる。それは、この街に潜む根深い闇が関係していた。事件の真相に辿りつきつつあるブライアンとアリにも危険が迫っていた―
出演:オーランド・ブルーム フォレスト・ウィテカー コンラッド・ケンプ
監督:ジェローム・サル(『ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀』)
脚本:ジュリアン・ラプノー(『あるいは裏切りという名の犬』)、ジェローム・サル
原作:「ZULU」キャリル・フェリー著
配給:クロックワークス
公式HP:capetown-movie.com
公開:8月30日(土)新宿バルト9 他にてロードショー
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