ずっと以前からつくりたいと 素材をチェックしたり考えたりしていた構造。
実は考え始めて10年近くなるのではないでしょうか。
クリアしなくてはならないつくりや素材のことで何となく先送りになっていました。
それが最近フッと出来た。
出来てみるとあれよあれよと課題はクリアし、ちょっとユニークなものが出来上がりました。
私はこう見えて、"構造好き" なのです。ものを立体で捉えようとする。
ヒトが三次元のものである以上、身につけるアクセサリーやジュエリーは当然立体物として考えなくてはならないのではないでしょうか。私が最初に絵を描いてイメージを膨らませたりはしないのは、そのせいもあるのかもしれません。
三次元である以上、この地球に存在するものである以上重力の影響は免れられません。
この重力というものはアクセサリーを考える上でとても大事に思えます。
重いものは下に下がる、という法則はもちろん、動き方揺れ方にも影響します。
これは素材の美しさや価値と同時にアクセサリーの価値を方向づける要素です。
チェーンの揺れ方は美しくて好きです。
度々チェーンが主役のアクセサリーやジュエリーをつくるのは、その動きに魅せられているからです。同じ組み方でもシルバーとプラチナの揺れ方は違います。比重が違うからなんですね。チェーンはなかなか奥深いです。コツコツとつくりあげる彫金も良いですが、一見手の掛かっていない様な"チェーンが主役" の作品にもそれなりの価値を見出すのです。
新しく出現したアクセサリーは単純な構造の連続。例えて言うならフェンスの様な構造。
この無機質な構造物をアクセサリーたらしめるのは何か?
(この?はある意味私のビジューづくりの命題かもしれない)
それはガラスの輝きだったりもしますが、何と言っても"しなやかな動き" ではないかと思っています。
見た目以上に縦横に自由に動き、まるでスカーフの様に纏う感覚。
相反する要素がまた面白いのかもしれません。
眺めているとどうしても頭に浮かんで来るのは、イッセイさんの有名になり過ぎたバッグ。
あれも単純構造と素材から生み出された傑作ですね。こんなに有名にならなければ、私も欲しいところでした。(買うならギラギラの銀!)
元々は、構造と共に今期のトレンドでもあるアニマルを意識してつくったものでもあります。それはカラーでもあり、アニマル柄を幾何学化したものでもあいます。
アニマルカラーもポップなカラーもそれぞれ楽しいですよ!
この秋、私は血迷ってジャガープリントのレーヨンシール(ペッタリとしたフェイクファー)で出来たガウチョパンツをゲット。"イっちゃってる感"満載ですが、これを淑女、あるいはダンディに着こなしたいんですよね〜
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