作家ライマン・フランク・ボームが生んだ、伝説的ファンタジー・キャラクター“オズの魔法使い”。その謎に包まれた魔法使いの“知られざる過去”前日談が『スパイダーマン』3部作のサム・ライミ監督とディズニーによって映像化されたのが『オズ はじまりの戦い』。3月8日(金)より全国で封切られた。
全国で584スクリーン(※字幕版296スクリーン:吹き替え版288スクリーン/3D 300スクリーン:2D 284スクリーン)で公開され、初日3日間で興行収入3億3364万円、動員23万2076人が来場、初登場2位を記録。洋画作品の中でナンバーワンのスタートを切った。
本作の公開を記念して朝日新聞社とウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンが開催している“「オズの魔法使い」読書感想文コンクール”の表彰式が去る2月27日(水)に開催された。
当日は、特別審査委員の宮本亜門と剛力彩芽が揃って登場! 宮本亜門は、本作の主人公“手品師オズ”にちなみ“魔法”ならぬマジック・ショーに挑戦した。ステージを大きく使った、約10分に及ぶ大掛かりなマジック・ショーには、剛力彩芽も参加し、会場中が宮本“オズ”の魔法に魅了され温かい拍手が巻き起こった!
『オズ はじまりの戦い』読書感想文コンクール表彰式イベント
日程:2月27日(水)
場所:スペースFS汐留ホール
出席:宮本亜門、剛力彩芽
MC:まずは、ご挨拶をお願いします。
宮本:今回、審査をさせていただきました。みなさん、よろしくお願いします。
剛力:みなさん、こんばんは! 今日は短い時間ですが、よろしくお願いします。
MC:すっかり、オズの世界といった感じで、お姿もキマッていますね。
宮本:私、演出家でして(笑)、こんな格好は初めてです。マジックが終わっても、まだ手がガタガタ震えていて……でも面白いですね〜。クセになります。人を楽しませることが好きなので、今日ちょっと借りていこうかな〜。今日は初めてのマジックだったんですが、みなさんが喜んでくれて良かったです。これは、もしかしたらどこかで使えますね(笑)。
MC:剛力さんマジックはいかがでしたか?
剛力:緊張しましたが、宮本さんについていけば大丈夫だと思っていました(笑)。魔法をかけるスティックは女の子は憧れますね〜。ほんとうに魔法が使えそうだねって話してました。
MC:読書感想文を読まれていかがでしたか?
宮本:大変面白かったです。100年以上前に書かれたお話しなので、みなさんがどう感じられているのか興味がありました。とてもバラエティに富んでいて、みなさんが自分の生活と照らし合わせたり、次から次へと読みたくなってしまう感想文ばかりでした。
剛力:凄く感動しました。みなさんの感想を読みながら泣いてしまいました。もっと読みたいと思いました。
MC:“オズの魔法使い”とは、どんな作品でしょうか?
宮本:うわぁ〜。あまりに好きなんで一言では言いきれないです。自分の舞台『ウィズ』が“オズの魔法使い”の物語ということもあって、いろいろと読みました。想像力を駆り立ててくれる、頭も心も刺激される作品です。
剛力:どの年齢層でも知っている作品ですよね。私って一人じゃないんだと勇気をもらえる作品です。
MC:映画『オズ はじまりの戦い』を観られた感想は?
宮本:面白かったですね〜!
剛力:すっごく面白かったです!
宮本:面白いだろうなとは思っていましたけど……最初から「こう来たかぁ!」みたいな、ローラーコースターに乗っているような映像で展開していって……剛力さんは3Dで観ました?
剛力:はい! 引き込まれていきますよね! 一緒にオズと冒険をしているような感覚ですね。映像が綺麗で、その部分は間違いなく楽しめます。キャスト(女優)も美人でかっこ良く、そこも楽しみのひとつです。
宮本:役者だけではなく、その他のキャラクターも何とも言えない可愛らしさ。
MC:気になるキャラクターは?
宮本:オズですね! オズの裏側の人生が、この作品の中にあって、その魅力がうまく描かれていて楽しめました。原作につながっています。
剛力:美しすぎる三人の美女は見物です。戦ったりもしますし……。三人がそれぞれ違った美しさで、女の子同士で行っても「私はこの魔女」みたいな感じで盛上がれますね。私は“西の魔女 セオドラ”が好きでした。
宮本:最後はね〜。言えないですけど……。
MC:先週来日したサム・ライミ監督は100年前の物語をベースとした本作に関して、2013年の今上映する意義を「人は変われる」、「可能性は自分の中にある」といったメッセージは、100年経っても変わらないと話しておられました。
宮本さんは昨年10月に舞台『ウィズ―オズの魔法使い』を上演されましたが、なぜ今の時代に「ウィズ」を上映されたのですか?
宮本:僕が舞台をやったきっかけは、震災があったからです。年齢関係なく「未来を変えられる」という自分の中のマジックを信じて欲しいという思いがありました。
MC:最後にこれから発表される受賞者の方へメッセージをお願いします。
宮本:実に面白い
感想文が多かったです。審査というのは酷ですよね。それぞれの人生がつかめるような作品でした。みなさんが書いてくれたことに心から感謝しています。
剛力:応募していただいたすべての方に賞をあげたいくらいの気持ちです。みなさんに感謝しています。私の心に響いた作品を選ばさせていただきました。私も感動しましたし、また頑張っていこうと思いました。
表彰ではまず【入賞者:10名】の名前が呼び上げられた。続いて【朝日新聞賞:一般の部/子どもの部】が、それぞれ発表され、緊張の面持ちで2名が登壇し、賞状と目録が贈呈された。【ディズニー賞:一般の部/子どもの部】も同様に発表され、【学校賞:3校】の名前が呼ばれると、プレゼンター席で見守っていた二人がステージに登壇し、宮本から賞状が読み上げられ、剛力から目録が贈呈された。【審査員特別賞:一般の部/子どもの部】が発表されると、いよいよ【最優秀賞】の1名が呼ばれ会場からも拍手が起こり、宮本と剛力も笑顔でステージに向かい入れた。
各賞が発表されると、特別審査員として登壇した宮本は「今回の感想文を読んで、『こういうことがありました。』という感想ではなく、自分の人生と向かい合って感想を書いてくれていました。『オズの魔法使い』は、今の日本に必要な物語で人の中に染みいって未来を創っていく作品だと感じました。審査員をやらせて頂き光栄でした」、剛力は「私もこの本を読んで感じることがいっぱいありましたが、皆さんの感想を読んでさまざまな視点に感動しました。自分は一人じゃないと思えましたし、支えてくれる周りの人への感謝の気持ちを実感しました」と、総評を語り、嬉しそうな受賞者と共に、温かな雰囲気でイベントは終了した。
監督:サム・ライミ
出演:ジェームズ・フランコ/ミシェル・ウィリアムズ/レイチェル・ワイズ/ミラ・クニス
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公開:3月8日(金)全世界同時公開 ディズニー デジタル 3D™同時公開
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