昨年10月11日(金)〜10月20(日)まで都内世田谷区の下北沢で行なわれた、『下北沢カレーフェスティバル 2013』。下北沢の“カレーのあるお店”72店舗が参加し、約5万人が訪れた。期間中に参加店舗のカレーと一緒に写真を撮って応募する『ミスカレーコンテスト』が実施され、グランプリに森田美雪さんが選出。今回はカレー大好き、2013年下北沢ミスカレー・森田美雪さんにコンテストとカレーの魅力についてなど、altoto(アルトト) 下北沢店にてカレーを食べながら話を聞いた。
★カレーを大好きになったきっかけ
森田:前職の会社でマーケティング部門に所属しており、日ごろから飲食店の調査をしていました。その中で、カレー屋さんにフォーカスを当てていた時期があり、いろいろなカレー屋さんをまわっている間に、カレーに興味を持つように……。家で食べる家庭のカレーはもちろん、お店によっても同じインドカレーであってもスパイスの加減が違ったり、ライスやナンの味も違ったりと、バリエーションの多さや奥深さに魅力を感じました。また、レトルトのご当地カレーを集めたりもしています。もうちょっと集まったら食べたいなって。
★カレーは日本の文化だと思っています
森田:日本人って海外から入ってきたものをアレンジして自国のものにしちゃうのが得意なんじゃないかな。今では海外の方も日本のカレーは「おいしい!」というぐらいクオリティが高いんです。国民食になっていると思いませんか?
自分では、まだカレーを作ったことはないんですけど……あっ! スパイスからって意味ですよ〜(笑)。ルーからはもちろんあります! スパイスの入れ方にもいろいろとあって、ホールスパイスは低温から入れないと風味と香りが出ないとか、ガラムマサラは最後に入れるとか今はスパイスの勉強中です。
★毎日、必ずカレーを食べています!
森田:カレーライス(ナンも含む)かカレースープを毎日、必ずいただいています。そのくらいカレーの魅力にとりつかれています。種類が豊富だから、飽きないんですよ。また、ダイエットにも良いんです。スパイスの勉強をしている中で、朝カレーダイエットの記事を見つけました。その記事を読んでから、私も実際にカレーダイエットをしています。効果がありますよ。朝はカレーを食べて、昼と夜は好きな食事を腹八分目。それだけです。
★カレー屋さんめぐりが大好きです
森田:週に1度は必ずどこか行ったことのないカレー屋さんに行っています。インドカレー、タイカレー、欧風カレーなど、ジャンル問わず面白そうなところに。カレーうどんも行きますよ。「カレー」と名のつくものは、何でもOKというのが自分ルール(笑)。
野菜いっぱい食べたいなぁと思えばスープカレーに、ナンが食べたい時はインドカレーに。そんな感じでカレーとお付き合いしてるんです(笑)。そうやって色んなカレー屋さんを巡っているとけっこう面白くて、ひとくくりに「タイカレー」といってもマイルドなものもあれば、辛めなものもあったり。ちょっと変わった新ジャンルのカレーを食べに行くのも好きです。ルーを燻製しているカレーとか、チキン南蛮がのったカレーなどなど。ちょっとした冒険感覚で、わくわくしながらお店に行くんです。楽しいですよ!
カレーってアレンジがしやすいこともあって、こうやっていろんなカレーと出会えるのも楽しみのひとつですね。
ミスカレー・グランプリ応募写真
★下北沢カレーフェスティバル・ミスカレー・グランプリ!
森田:『下北沢カレーフェスティバル』に参加して、6店舗をカレー好きの仲間とまわりました。仲間のひとりが写真好きで、カレーを撮影したりしている中で、たまたま私が写っている写真が良く撮れていたこともあり、「ミスカレー・グランプリに応募してみよう!」ってことになり、気軽な感じで応募しました。応募資格は、カレーが似合う女子。コンテストの方法はイベント開催期間中に72店舗の参加店の中でカレーと一緒の写真を撮って、『I Love 下北沢』のフェイスブックページにエントリーする。フェイスブックの“いいね”数の投票を競うイベントで、最初は“いいね”がつくと嬉しいなって思うくらいでした。その中で、2位の人と得票数が逆転されたり逆転したりと上位を争うことに。このままでは「まずいぞ!」っと、だんだんと気持ちがヒートアップして、周りの人に“いいね”押してくださいってたくさんお願いしている中で、応援をしてくれる人たちも現れました。そういう人たちの気持ちに報いるためにも、絶対にミスカレーになりたいって思うように。私のがんばっている姿を見て、友人や知人やミスカレー・グランプリのサイトを見ている方が“いいね”を押してくれたり、シェアをしてくれたり、おかげさまでミスカレーになることができました。応援してくださった人たちのおかげで今の自分がある。ミスカレーとして、なにか還元をしていきたいなって気持ちもあって、今はカレーの勉強をしたり、そのことでお仕事にもつながってきて……。カレー屋さんの応援やカレー文化の啓蒙にも務めていきたいです。
今回で、かなり『下北沢カレーフェスティバル』は認知されたようです。第1回目が2万5000人ほどの動員だったのが、今回は5万人ちょっと。第3回目は10万人を目指すようです。
★ミスカレーとしてのお仕事
森田:カレーの知識はなくてもいいんですけど、ミスカレーに選ばれた後に、よく「ミスカレーがお薦めするカレー屋さんってどこですか?」って聞かれることも多いので、カレーについての情報は集めています。
イベントでは、『神田カレーグランプリ』に参加させていただきました。神田は老舗のカレー屋さんが多く、カレーの街といった感じです。イベントは、小川町の広場に出店がならび、お客さんが食べて美味しいと思ったお店に投票して一番を決めます。その特設ステージで、“カレーまん”と一緒に紹介していただきました。また、J:COM TV(ケーブルテレビ)さんの撮影に同席したりと、現在もいろいろと活動中です。
★『日本カレー大学』立ち上げを目標に
今後の活動としては、今年開催予定の『下北沢カレーフェスティバル 2014』の告知も兼ねて講演活動や音楽活動も続けていきます。私を通して下北沢のカレー屋さんを知ってもらって、最終的にはお店にきていただくことが目標です。また、スパイスからのカレー作りも本格的に始めようと思っています。
それから、現在のいちばんの目標はカレーの協会を立ち上げることですね。1万人を目標にポータルサイトを作ろうと思っています。世の中を見渡すといろいろな協会があって、その世界感が面白いなって。コンセプトは「大人が真面目に遊びを楽しむ」なので、今、考えているのは『日本カレー大学』。カレーを熟知した人たちを教授というかたちでお迎えし、学生を応募。カレーに関してわからないことがあれば、カレー大学に聞けばいいんだといった流れを作りたいです。カレーを食べる時の心得とか、クスって笑うようなネタなどもちりばめて。もちろん、カレー屋さんの紹介も。いずれは『日本カレー大学』監修のルーの販売もしたいですね。
ミスカレーとして今年は飛躍の年にしたいです!
※『日本カレー大学』の“カレー”は本来、漢字を使用しております。ご了承ください。
取材中にいただいた、altoto下北沢店のカレー
<きのこと温泉玉子の背脂カレー>
きのこがたくさん入っていて香りがとても良いです。小麦粉を使っていないので、あっさりしていて、胃に持たれしない優しいカレー。でもスパイスはちゃんと効いていてコクがありしっかりとした味。ご飯が六穀米なのは、女性には嬉しいですね。フライドオニオンとご飯との相性もバッチリ。セットの自家製甘酢付けがカレーに合いますね。
取材協力:altoto(アルトト)下北沢店
場所:東京都世田谷区北沢2-19-15 平和ビル B1F(下北沢南口より徒歩1分)
連絡先:03-3421-9158
営業時間:CURRY TIME/11:30〜20:00
BAR TIME/20:00〜翌6:00(イベント、貸切の際は変更になります)
定休日:水曜日
HP:http://homepage2.nifty.com/altoto/
twitter: ID:CURRYBARaltoto
★カレーに背脂をトッピングしたオリジナルカレーは、ルーに溶けた野菜やフルーツの旨味を引き立て、甘みとコクがマッチした絶妙な味わいに仕上げております。ぜひ一度ご賞味くださいませ。皆様のご来店心よりお待ちしております。