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<小さな光…ずっとココにいる存在>
その光を私は "コリガン" と名付けています。
コリガンはブルターニュ地方の小さな悪魔、或いは妖精。
美しい姿をして人を誘う。
夜しか現れないので 昼間の光で見ると醜いとか恐ろしいとか…
反面、人を守護する存在でもあるらしい。
どの土地にもよくあるお話し。
このコリガンと名付けた光、実はDiamond!
Diamondを扱い始めた最初からコリガンと呼んでいました。
美しいのにうっかり近寄れば火傷する恐ろしいもの。
そんなイメージがDiamondにはつきまといます。どこかコリガンとDiamondは似ている気がするのですが。
Diamondの光は格別なる光。冷たく燃える炎。
硬質で、見る者を跳ね返す光でありながら品格を湛えます。
どうしてこうも美しいものが地球には存在するのでしょう。
真珠が好きで相変わらず追いかけていますが、Diamondは全く別物。じっと覗き込むと宝石の王者であることが分かる気がします。そして そこに映るのは自分自身だったり…
おー、コワッ!
この頃私がトライしている扱いはさり気なく、さり気ないDiamond
とても個性的で魅力あるDiamondとの出会いがありました。
今まで追いかけてきたのは、スーパー職人技による手の技のものや、グレードは高くなくとも自然の色にdiamondの光が乗った素っ気ないほどのもの、そしてスーパー職人技にハイグレードD!
でも The The Diamond ?? ガッツリ Diamond ?? はつくっていませんねぇ。オゼゼが追いつきません。
さり気なく、さり気ないとはどういうことでしょう?
ある方が小さな小さな金のペンダントを、こっそり身に付けてらっしゃいました。いつも付けてらっしゃったのに、見せて下さるまでは気付かなかったものです。長いチェーンごとそっと服の中にありました。
それ以来、私の中に "ずっとココにいる存在" としてのジュエリーが形づくられました。 そしてこの事は そう言えば…、と思い出すほど、私の中で自然に根付いています。
文字通り小さな光、小さなD.
技を見せるためのDiamondというのもありますが、Diamondを生かすため極力デザインを控えたデザイン。そしてそれはやっぱりスーパー職人技に支えられています。
こんな石は "しっかりジュエリー" なものにつくることも出来ます。
でも私はシルエットとしてはよくあるものかもしれませんが、ハイグレードで個性的なDiamondを技でラッピングしました。大物ジュエリーからDiamondとその周りだけを切り抜いてきた様なものです。
そんな物をこっそり そっと身に付けたいのです。
個性的で美しいDiamondとしっかり手の込んだ技は、さり気なく日常を支えてくれる存在となります。
いつも "ココにいる存在" としてのジュエリーは長年の友達の様だと思いませんか。
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