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<カッケーばばぁ、カッチーじじぃ>
誕生日祝いを ちょっと気は使うが美味しいお店でしてもらいました。
お店のHPには是非ドレスアップしてお越しください、とあります。
以前個展の時、イベントのお遊びで "もし、ギャラリーオーナーに〇〇のディナーに招待されたら何をどう着て何を付けていく?" という もしも遊びをした、そのお店です。
結構悩みましたね。このフォーマルに対してもう1つはカジュアルを楽しむテーマでしたが、こちらはお手の物。日常はいつもコレですからね。
考えてみれば本物のフォーマルなんて非日常の私。フォーマルドレスなんて持っていないし、よもや持っていたとしてもそのまんまなんて。じゃ、どーする、どーする??
それが現実となってしまった今回。
ま、よほどのことがなければ入店拒否なんて事態をはならないでしょうが、それを悩む時点からしてゲームのスタートですから。ん、今回は本番です。
悩んで決めたのは先ずは綺麗めデニムのワイドパンツ。ワイドは旬ですしエレガントですから。デニム自体アウトかもしれませんが、これを何処までフォーマルに持って行けるか?若い子のように突っ張ったりせずにね。
それに全面黒いビジュー付きのジレ。長い長いリボンまで付いちゃってますが、こちらは光り物でありながらエレガンスとロックが入り混じった誠にカッケー一品。で、INには白いロゴTシャツ。ワイドな身幅と襟ぐりが気に入っているのですがちょっとヨレっていたかな。最後の決め手はお靴なのですがここで失敗! ちょっとでもヒールを履けば良かった。持って来たって良かったじゃない。いくら綺麗めとは言え、スニーカーじゃね。シッパイ。返す返すもここだけは残念である。
でもたまには肩肘張ってみるのも悪くはない。
古くからの友人と何故だか毎年誕生日になると思い出したように、"かわいいおばあちゃんになろうね" と言い合って来ました。ウン十年も続いている。
そろそろかわいいおばあちゃんに近づいているだろうか?
彼女は昔から可愛かったし、今でも変わりなく可愛い。きっとそのままいくんだろうなぁ。
で、私は? どうも可愛いというタイプではなさそう。
といことに気付いた。オソイ!!
というわけで可愛い路線は離脱。彼女には悪いけどね。
私はカッケーばばぁを目指すよ。先日の装うことは楽しかったからね。
誰かに褒めてもらおうとか、注目されよう等ということではなく悩んで考えるのが楽しい。
そんな事を言っていたら同級生が "カッチーじじぃ" 宣言。
いいじゃん。こちらは正真正銘のじじぃらしいが、生まれたばかりの孫からも憧れられる様なじじぃに是非なってほしい。
大っきな話しになるが、今の日本に足りないのはカッケーばばぁとカッチーじじぃだと思いませんか。 こんな歳だから、年相応の、年寄りくさい、年増…
歳を重ねることへのネガティブ発想は多い。
店員さんもCAも彼女もみ〜んな若い方がいい?若いことは素晴らしいけれど全ての人が通過する一時期であって、才能や努力の結果ではない。裏返せば経験がない、怖いもの知らずという事でもある。本来経験を積んで必要なアドバイスが出来る人にこそ 販売員とかをしてほしいなと思うのです。
先日TVでブルーコメッツが出ていた。結成60周年だそうだからメンバーの年は推して知るべし。全盛の頃はよくは知らないのだが、TVに居並んだメンバーはなかなかカッコいいじじぃ達だった。きちんとジャケットとタイを着こなし、若い時より遥かにカッチー。
(余談だが、今 蝶ネクタイが気になる。フォーマルなアイテムをホンマもんフォーマルではなく、決してお笑いにもならず、スマートにこなせるじじぃはカッチーな。もしかしてばばぁにも似合うかな)
と言う訳で 宣言、 "カッケーばばぁ目指します!"
80になっても90になっても着たいもの着て、付けたいもの付けて、やりたい事をするサア。でも心は可愛く、ネ。
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