8月8日
移動日:コルチナ→シャモニー
コルチナで一緒だったNさんとKさんを見送ると篠原ガイドと二人になって、急に寂しくなった。
お天気が思わしくないので、シャモニーでメインのミディ南壁に最良の日を当て込んで、逆算してスケジュール調整の打ち合わせ。
によると…
8月9日:とりあえず宿から徒歩20分のガイヤンの岩場でクライミング。
8月10日か11日:お天気と相談しながらブレバンでマルチピッチ。
8月12日:レスト・ミディが完全に乾くのを待つ。
8月13日:ミディ南壁マルチピッチ
8月14日:行けたらコスミック山稜
な日程。
8月9日
ガイヤンの岩場。
しばらくぶりのガイヤンだ。
2011年にモンブラン登頂した際、日程が1日余ったので、イタリア人ガイド・ジジにガイヤンに連れて行ってもらった。
実に5年ぶりになる。
なんでも数日後のフェスティバル「ガイド祭り」の準備中だとかで正面は半分が使えない状態だった。
まあ、リードしてみたりTPで登ったり。まったりクライミング…
8月10日
予想通り…雨!
なので、買い物したり、速い話しがレスト。
8月11日
ブレバンの人気ルート「フリソン・ロッシュ」、マルチピッチ。
さほど気温は高くないとはいえ、街は晴れて過ごしやすい感じ。なのにどういうわけかブレバンの上空にだけに厚い雲がふたのようにかぶさっていて、終日日陰になって寒いったら!
足ががくがく、アゴもがくがく!!!
「envy your glove!!!」
すぐ後ろにつけていたポーランドから来たクライマーが私のビレーグローブを羨ましいと嘆く。ほんとに死ぬほど寒い!
朝のうち街の上にもかかっていた雲はやがて晴れて、なのになぜかブレバン上空に集まってきたかに雲が載ってしまう。そしてそれは終日。
なんかピン幅外人仕様だよ〜遠いじゃん!
写真撮るゆとりがあったのもここまで。
3Pぐらいから、そろそろクラックが出現。
だよね〜
早くから開拓されたクラシックルートはだいたいがクラックなんだいね〜
「足慣らし」なんて誰が言うた!!
登れない、登れない!
「3ピッチまではナチュラルスピードでしたよ」
登れな過ぎて泣きが入る。
ギャーギャー嘆きのクライミングに後ろのポーランド人2人組パーティーのリードの彼が気を使ってくれる。私の喘ぎもがく様を見ては気の毒と思ってか、気持ち遅れて登って来てくれる。
すまんこってす(==;
右端がポーランド人リードクライマー、黄緑ダウンがポーランド人フォロー。みんなでウェイト。篠原さんもクラック手前で待ち。前2パーティーがクラックに苦戦してつかえている。
横の壁はさらに難易度が高い。トポにも載っていない新ルートだとか。
「お、カッコイイから止まって!」って早くして〜!!!
いいお顔しようとしてもひきつってしまう。
怖いのよ〜
「寒かったですね〜」
「何か温かいもの食べたいですね〜」
降りてシャモニーの和食屋さん「さつき」で熱々のおうどん頂きました!