2017年2月25日
【トライルート】
神津牧場
そうそう、「足先ポカポカ」のバッテリー充電式おまけに電源リモコン付きを入手した仲間がそれをしているはずで、見せてもらった。
うむ。乾電池式よりずいぶん小さい。そして軽い。よさげだ!
帰ったら、さっそくポチろう!
なんだか昼寝したくなるほどぽかぽかで「ポカポカ」が片方しかなくてもさほど苦にならない快適クライミングだったな〜
2017年2月26日
【トライルート】
相沢奥壁大氷柱
先に登っていた人がハング手前に着くと決まって「わーッ」と声を上げる。
「虫だあッ!」と。
自分でも登ってみたら同じように声を上げてしまった。実に氷の表面に砂をまいたように点々と虫が張り付いている。じっと動かなければ虫と分からないかもしれないほど小さい虫がわずかに動いている。気持ち悪くもあったが、こんなところで一体、何をしているのか?その生態に興味を持った。
帰って検索して当たった「虫ナビ」のBBS・掲示板に書き込みしてみた。
………………
初めてお便りします。
見つけた虫の名前が分からずお便り差し上げています。
1月26日
相沢奥壁大氷柱にアイスクライミングに出かけました。
荒船山の基部の沢に幅15m高さ60mほどに生成した氷瀑です。
その氷に無数のごみほこりのように小さい黒い虫が張り付いていました。
動いているので虫とわかる程度の緩慢な動きです。
飛んだりする様子はなく、ひたすら氷面に張り付いていました。
一体何という虫で、どういう生態なのか、氷面で何をしているのか、とても不思議で興味を持ちました。
ご教示いただければ大変喜びます。よろしくお願いします。
………………
帰ってきた回答の中に「雪虫の世界〜雪氷動物」というサイトが示されていたので、覗いてみると…
―――雪や氷の世界は,寒さが厳しく生物のすめない場所と長く考えられてきました.しかし,近年になって氷河や雪渓などの表面にさまざまな生物がすんでいることがわかってきました.たとえば,雪や氷の表面には雪氷藻類という特別な藻の仲間が繁殖し,氷河の上にはカワゲラやトビムシなど昆虫が生活しています.このような雪や氷の世界に住む生物を雪氷生物(せっぴょうせいぶつ)と呼びます.これらの生物が,どのように氷河の上で生活しているのか,どうして寒い世界でも生きていけるのか?をあきらかにする研究を,雪氷生物学といいます。―――
とあった。あっちこっち覗いてみて、相沢の氷に張りついていたのは「ヒョウガユスリカ」ではないかと推測した。その推測が当たっていれば、氷柱は沢の滝が氷結したものだから氷にはわずかだが何らかの成分が混入しており、それをなめて?糧としている。
恐らく彼らは、春になって氷柱の途中に小さな水たまりができると、そこに産卵して一生を終える。氷柱が崩落してできた水たまり、あるいはその水分を吸収した土中には卵が生かされて残り、翌年、時期になると氷柱付近の水たまりで孵化する。やがてボウフラから成虫になり、氷柱を攀じ登り氷面に張り付く。
それを延々繰り返すのが代々のヒョウガユスリカ「人生」…
ふむ…
贅沢言っちゃあ、いけないと思っちゃうね!
ところで相沢は氷柱は終日日陰で、周辺はほんのわずかな時間だけ部分的に日当たりがあったが、それも時間経過で陽が回ると、すっぽり日陰に入り、よって恐ろしく寒かった。
当然のことながら「ポカポカ」の着いていない方が冷たくなって足先がじんじんして来た。
辛いよ〜!!
なので、ヒョウガユスリカを検索するより何よりいち早く、充電式バッテリーをすぐにポチった。