第7回 話題の「ローストビーフ丼」を自宅で再現! アレンジひとつで最高な酒のつまみにも

bimi7_000b.jpg連日大行列で話題の『レッド●ック』。どんぶりの上にこれでもか!!! というほど積み上げられたローストビーフに、とろりと流れる卵黄……。インパクトのあるビジュアルもさることながら、食べ応えも十分すぎるほどのボリューム感は、肉好きなら一度は食してみたい一品。
でも、正直なところ、何時間も並ぶのはちょっとイヤなんだよね。でもでもやっぱり、食べてみたいんだよなぁ。
そんなジレンマを解消するには、自宅で再現するしかない! というわけで、岡山県にある株式会社豊代の「熟成プレミアムローストビーフ
をお取り寄せしてみた。

◆熟成された希少部位を使用した、こだわりのローストビーフ
ローストビーフは使用する部位によって、味も柔らかさも別物のように違ってくる。モモやリブロースが一般的のようだけれど、質の悪いものだと噛みきれないほど硬かったり、パサついて肉の旨みが皆無だったりすることもある。実際、筆者が生まれて初めて食べたローストビーフは、「みんな高級なイメージだけで美味しく感じているんじゃないの?」と思ってしまったほど味気なかった。そこで肉質から吟味して選んだのがこちら。

bimi7_001.jpg▲ローストビーフ350グラム・ソース・レホールがセットで3,940円(税別)。写真は650グラム

適度な脂肪分と旨みの詰まった肩ロースの中でも、1頭の牛から3〜4キロしか取れない希少部位の「ザブトン(ハネシタ)」だけを使用。熟成させて香りと旨みを凝縮し、ミネラルを豊富に含んだ“天然レッド岩塩”とコショウのみで焼き上げたという、完全無添加のこだわりローストビーフ。
真空パックされた肉の塊とローストビーフソース、レホール(西洋わさび)がセットになって、クール便で届けられる。

bimi7_002b.jpg▲見よ! 今にもとろけそうな見事な霜降り! これぞザブトン

冷蔵庫で半日かけてじっくりと解凍したら、ローストビーフといざご対面! 封を開けた瞬間に鼻腔を刺激する肉の香りが期待を高める。しかし、まだ食べられない。キッチンペーパーでくるんでさらに30分ほど置き、水分を抜かなければならないのだ。
ほどよく水分が抜けたであろう頃合いを見計らって、5ミリほどの厚さにスライスしていく。さすがはザブトン。サシの入り具合が絶妙である。スライスした直後は色味が悪く一瞬たじろぐものの、まるでマジックを見ているかのようにみるみる鮮やかに発色していくさまもおもしろい。

◆本家もびっくり!? 贅沢で豪快なローストビーフ丼
厚切りにしてそのまま口へ運びたい衝動を必死に抑える苦労はあるが、スライスするだけで下準備は完了。何ともお手軽である。ちなみに今回取り寄せたのは、6〜7人前にあたる約650グラム、5,860円(税別)の品。これをすべてのせるとなると、かなりボリューミーで贅沢なローストビーフ丼になるだろう。ワクワク。

bimi7_003.jpg▲上品な甘みのローストビーフソース

どんぶりにたっぷりとごはんをよそい、付属のソースを回しかける。サニーレタスを添え、あとは本家の写真を参考にしながらひたすらローストビーフを積み上げていくだけ。半分に折り曲げて重ねていくとボリュームが出やすい。
最後に卵黄をのせてカイワレをトッピングしたら、念願の「ローストビーフ丼」が完成だ!

bimi7_004.jpg▲これぞ贅沢の極み!!! 本家もびっくりの豪快ローストビーフ丼

肉の中にも肉が詰まった、まさにローストビーフのピラミッド。まずは卵を崩す前に1枚お味見。あっさりと噛みきれるほど柔らかでありながら、ほどよい弾力が歯ごたえを楽しませてくれる。噛むたびに肉の風味と濃厚な旨みが口の中いっぱいに広がり、飲み込んだあとの余韻さえもウマい。卵黄を和えるとさらにマイルドになり、甘みのあるソースとの相性も最高だ。
一枚ずつが薄いため、一見グラム数よりも少なめに感じるが、食べても食べても米がみえず、十分すぎるほどこだわりのローストビーフを堪能できた。

◆韓国風アレンジでビールのおつまみにも
贅沢過ぎるローストビーフ丼。のせるだけでかんたんかと思いきや、バランスが意外と難しい。偏りや埋もれに気をつけながら三角円錐に積んでいった結果、100グラムほどが乗り切らずに余ってしまった。そのまま食べてもいいんだけれど、せっかくなら違う味わいかたも楽しみたいもの。連日の暑さで体力も衰え気味だし、ビールも美味しい季節だからと、スタミナのつく韓国風にアレンジしてみることに。

bimi7_005.jpg▲調味料は左からしょう油・お酢・ごま油・ローストビーフソース・砂糖。にんにくと豆板醤はお好みで

用意する食材は、短冊切りにしたローストビーフと、スライスして30秒ほど電子レンジでチンした長ネギ。付属のローストビーフソース1袋に対し、しょうゆ・お酢・ごま油はそれぞれ大さじ2分の1。砂糖とにんにく、豆板醤は、味を見ながらお好みの分量で。

bimi7_006.jpg
▲揉み込むように和えるのがコツ。冷蔵庫で冷やしても美味しいかも

すべての材料をボウルに入れて和え、お皿に盛りつけて白ごまをふったら「韓国風ローストビーフ」の出来上がり。あら、かんたん。

bimi7_007.jpg▲韓国風にアレンジすると風味が増してまたウマし

ごま油の香りやにんにくと豆板醤の刺激がエッジを利かせ、ローストビーフの風味を際立たせる。ネギのサックリした食感も相まって、あとを引く一品だ。思わずビールも進む。

bimi7_008.jpg▲ローストビーフ尽くしにビールで、今宵は贅沢なひとときを

これまで口にしてきたローストビーフはなんだったんだ!? と、筆者のローストビーフ概念を一瞬で覆したほど、柔らかで濃厚な旨みを放つ「熟成プレミアムローストビーフ」。たれをつけずにそのまま食べても深い味わいを感じるのは、ザブトンだからか、熟成肉だからか、はたまた両者のなせるワザか。どんぶりにしてたらふく味わうのもいいし、アレンジしてもまたウマい。今度は厚切りにして、贅沢にいただいてみたいものである。

■商品
無添加食品 熟成プレミアムローストビーフ650g
http://item.rakuten.co.jp/sekainooishii-toyo/rostbeef-1/#rostbeef-1

■販売元
株式会社 豊代
住所:〒702-8052 岡山県岡山市南区市場1-1 ふくふく通り45
電話:086-250-8339
FAX:086-250-8319

CHIBA_prof.jpg

千葉こころ(ちば こころ)

「自由とビールとMr.Childrenをこよなく愛するフリーライター。人生一度きり。酸いも甘いも楽しまなくちゃもったいない! 旺盛な食欲と好奇心で、グルメ、旅行、ライフスタイルからインタビューまで、幅広いジャンルで活動中。
HP:https://cocolochiba.amebaownd.com/