インドのインドによるインド観光客のための“テーマパーク”、「Kingdom of dreams」。“夢の王国”とはまた響きがいい。デリー市内から南西30キロのところにある。
偶然に新聞広告でその“夢の王国”を見たので、ポーンと行ってみた。
立派なテーマパーク“夢の王国”観光客が必ず訪れるであろうインド中のロケーションと、その土地の代表とされる建物が並んでおり、日本向けのイメージでは「東武ワールドスクウェア」か? とりあえず暑いインド、全館でしゃきっと効いているモダンなエアーコンディションが心地いい。
日本円で約1000円の入場券の中には、すでに飲食代金として700円相当の代金が含まれている。これは有効に使わないと損だ。食事をしたいとはあまり思わなかったので、結局のところコーヒーを2杯にインドのお茶を1杯、簡単なマロンケーキを1個いただいた……が、実はこれでも余ったりしたので、テイクアウトでムンバイサンドイッチを買った。なんせコーヒー1杯約100円なので。
それでは“夢の王国”を歩き回るか……と、見つけたのは、西部インドに位置する「ケララカレー」で有名なケララ州のエリア。ケララ州自慢の立派な民芸品屋があり、骨董品のような家具や絨毯に鏡と目移りする。
テーブルが低めのカフェに入ってみてフィルターコーヒーをオーダー。牛乳がたっぷりのカフェオレのようなコーヒーで、ステンレスのコップに入ってくるから熱くてなかなか飲みきれない。まあ、急がなくてもいい。ここは時がゆっくり回っている悠久のインド。5000年の歴史を考えるだけで胃腸がキュッとなりそうだ。
インドの誇る映画街・ムンバイらしい建造物
広い!そして派手!!な民芸品屋このテーマパークでお気に入りになったのはムンバイのエリア。ムンバイはインド映画の発生の地でもあり、“ハリウッド映画”と英国植民地になる前からの名前“ボンベイ”から“ボリウッド映画”などと呼ばれている。
ボリウッド映画の象徴である大きな映画の看板が掲げられているのがムンバイのエリアで、カフェやムンバイ名物が食べられるおしゃれなレストラン、そしてお土産屋もある。
今回ゲットしたお宝。なるほど、インドらしいバスルームのための小物入れをちょうど探していた私としては、インドらしいキラキラな物があったので迷わずゲット。コットンを入れてもよし、ピアスを入れてもよし。殺風景な洗面台周りが活気を帯びてきそうだ。
しばし楽しんだ2時間もあっという間に過ぎて、真新しい小物入れを大事に帰路へ。洗面台が明るくなって、新しいデリーの春が始まっていった。